大詰めを迎える圏央道の工事 千葉県内区間全通へ、現場公開

2026/08/06 09:15 

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 今年度中の千葉県内全線開通を予定する首都圏中央連絡道(圏央道)で、工事が大詰めを迎えている。成田空港周辺の工事現場を、国土交通省と東日本高速道路が報道関係者に公開した。

 圏央道は東京都心から約40~60キロの都市を環状につなぐ総延長約300キロ(県内区間約95キロ)の高速道路。1996年から順次開通し、残るは千葉、神奈川の一部区間のみだ。

 県内の未開通区間は大栄ジャンクション(JCT、成田市)―松尾横芝インターチェンジ(IC、山武市)間約18・5キロで、2017年に着工した。その北半分にあたる大栄JCT-多古IC(多古町)間約9・1キロは今秋、残りは今年度内の開通を目指している。

 滑走路を新設・延伸する成田空港の拡張用地に隣接し、航空貨物の新たな物流拠点「新貨物地区」に近接する成田空港周辺IC(仮称)も整備する予定だ。成田空港へのアクセスが向上し、物流の強化や災害時の代替ルートとしても機能することが期待されている。

 7月末の報道公開で、成田空港に近い圏央成田IC(成田市)付近を記者が歩くと、作業員が舗装工事や標識の取り付け、料金所の点検を行っていた。多古IC付近では、国道296号の下に圏央道を通すため、陸橋の建設を進めていた。

 残る多古IC-松尾横芝IC間は、丘陵と低地の高低差が大きく、約600メートルのトンネルと1・7キロの高架橋を整備する。

 国交省千葉国道事務所などによると、当初は24年度の県内全線開通を目標にしていた。だが、一部用地で買収が難航。さらに軟弱地盤の改良に手間取ったほか、トンネル掘削中に天井が抜け、追加工事が必要になるなどして工期が伸びた。田中英雄副所長は「安全かつ着実に工事を進め、一日も早い開通を目指します」と話した。【合田月美】

毎日新聞

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