「津久井やまゆり園」慰霊碑に新たに1人の名前 26日に事件10年

2026/07/16 21:09 

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 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者19人が殺害された事件で、園内に設置された「鎮魂のモニュメント」(慰霊碑)に16日、遺族の希望で新たに犠牲者1人の名前が刻まれた。事件は26日、発生から10年となる。

 正面玄関前の広場にある慰霊碑に新たに刻まれたのは、当時26歳だった女性の下の名前。慰霊碑は2021年に設置され、献花台の御影(みかげ)石には18本のヤマユリの花と、犠牲者の名前が遺族の同意の下で刻まれている。名前は23年までに10人分が刻銘され、3年ぶりに増えて計11人分となった。

 園に約36年間勤め、地域住民らでつくる「共に生きる社会を考える会」の太田顕・共同代表(83)は、新たに刻銘されると聞いて慰霊碑を訪れた。手を合わせ、「良かったですね」と碑に語りかけた。

 同じ神奈川県では16日、横浜市戸塚区の障害者支援施設で虐待疑惑が明るみに出た。障害者の人権が守られない状況はいまだに残る。太田さんは残念に思ったといい、10年間の地域共生社会の歩みについて「(あまり)変わっていない。緒についた段階だ」と冷静に語った。

 山中竹春・横浜市長も16日の定例記者会見で虐待疑惑に触れ、「障害者のことをよく理解して支援を行うべき立場にもかかわらず、事実であれば許されることではない」と述べた。【真栄平研、神内亜実】

毎日新聞

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