大阪メトロ、会長ら3人が引責辞任・降任 万博EVバス問題で

2026/07/16 18:32 

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 大阪メトロ(大阪市)は16日、2025年の大阪・関西万博の会場で運行した電気自動車(EV)バスが、相次ぐ車両トラブルで使用停止となった問題を受け、河井英明会長(71)が辞任したと発表した。この問題を巡っては、70億円近くの損失を出し、国や大阪府・市から交付された補助金を返還する事態になっており、経営責任を明確にする必要があると判断したとみられる。

 大阪メトロは、不具合が相次いだEVバスの購入の経緯について社内調査を進めており、17日にも結果を公表する。

 大阪メトロによると、この問題を受け、当時社長だった河井会長が辞任し、経営権のない相談役に就任した。また、交通事業担当の堀元治常務取締役(59)が取締役に降任し、豆谷美津二取締役(56)が取締役を辞任した。いずれも3人から申し出があり、16日の取締役会で決議された。人事は16日付。

 大阪メトロは22年度から、北九州市の自動車メーカー「EVモーターズ・ジャパン」(EVMJ社)=民事再生手続き中=から計150台のEVバスを購入した。

 車両は万博会場や周辺で来場者輸送に使われ、閉幕後は路線バスなどとして活用する計画だったが、車両の不具合が相次ぎ、使用停止に追い込まれた。

 これに伴い大阪メトロは26年3月期連結決算で、補助金の返還分を含めた67億円の特別損失を計上。国と大阪府・市への補助金の返還手続きを進める一方、EVMJ社に損害分の返金を求めている。【二村祐士朗、北村秀徳】

毎日新聞

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