千葉・市川市、モスクの公園使用を認める 「礼拝しない」前提に

2026/05/26 20:01 

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 千葉県市川市のモスク(イスラム教の礼拝堂)が市立公園の使用申請を取り下げるよう市から求められた問題で、市が26日、公園内で礼拝しないことを前提に使用を許可したことがわかった。モスクが市の要請を受けて公園での礼拝を自粛する。ただし、モスクは臨時的な措置としており、今後も礼拝での利用を認めるよう求めるという。

 市川市の「行徳モスク」によると、1997年の設立当初から毎年、ラマダン(断食月)明けの祭りと犠牲祭の2回、モスク前の南沖公園の一部を文化交流会の会場として利用し、礼拝をしたり、祭りの出店を開いたりしてきた。

 今年も27日の犠牲祭に合わせて公園の使用を申請したところ、19日に市から取り下げを求められた。その後の話し合いで、市から公園の利用は認めるものの、集団的な礼拝は認めないと要請された。

 モスクがやむを得ず、公園で予定する活動の内容から「礼拝」を削除して26日に申請し直したところ、市から使用を許可された。犠牲祭当日の礼拝は、公園で行わず、モスク内などで行う予定だ。

 市公園緑地課によると、内規で公園の使用許可基準を定めており、政治上、宗教上などの主義主張を目的としたものを禁止している。内規に基づいて公園での宗教上の演説や勧誘は認めないが、礼拝は基準に抵触しないと判断してきたという。

 公園緑地課の担当者はモスクに要請したことについて、「礼拝が問題ではなく、集団でブルーシートを敷いて独占的に公園を利用していることについて、SNSや市議会からいかがなものかと問題視する声が出ていた。あらためて部内で検討し、モスク側と話し合いを続けてきた」と説明した。

 モスクの代表役員は「(公園での礼拝は)これまで認められていたのに、突然の要請で、残念だし悲しい。でも、市と対立したいわけではなく、これまで通り地域で仲良くやっていきたい」と話した。【石塚孝志】

毎日新聞

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