東電、中国電力でも 相次ぐ大手電力社員による法廷での無断録音

2026/05/21 16:29 

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 大手電力の社員による法廷での無断録音が、相次いで表面化している。東京電力は21日、訴訟担当の社員が遅くとも2015年ごろから、東電が関わる民事訴訟の数件で、法廷内でのやりとりを無断で録音していたと発表した。中国電力もこの日、無断録音を1回していたと明らかにした。大手電力10社の中で、無断録音をしていたのは7社に上っている。

 民事訴訟規則は、裁判官の許可なしに録音することを認めていない。法廷内での無断録音を巡っては、中部電力が5月8日に「遅くとも04年1月ごろから、民事訴訟の一部でやっていた」と公表した。

 これを受け、大手電力の各社が社内調査をしたところ、九州電力と関西電力、北陸電力、四国電力でも確認されていた。

 残る大手電力のうち、北海道電力と沖縄電力は「確認できる範囲ではない」、東北電力は「継続中の訴訟ではない。引き続き調査をする」という。

 東電や中国電によると、社内の報告書を正確にまとめるため、訴訟担当の社員が無断で録音していたという。両社とも、上司の指示で組織的にしていたわけではなく「再発防止を徹底していく」とした。【奥山智己】

毎日新聞

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