切り札のはずなのに「過去最低」 北海道、ヒグマ捕獲対策の現状

2026/05/18 07:00 

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 市街地でヒグマの出没が相次ぐ北海道で2023年から導入されている「春期管理捕獲」について、26年は4月末時点で1市町村あたりの捕獲頭数が約0・2頭(25年は約0・4頭)と、過去最低となっている。

 春期管理捕獲は冬眠明け直後のヒグマを山から下りてくる前に捕らえるものだが、26年は思うような成果が上げられていない。

 道によると、4月末までの春期管理捕獲の成果は12頭。同時期の過去3年の捕獲頭数は、23年14頭▽24年12頭▽25年19頭――と、一見するとほぼ横ばいのようにも思える。

 しかし、道は26年から国の交付金をもとに春期管理捕獲を実施する市町村への支援を強化している。4月末までに春期管理捕獲を実施した自治体は全179市町村中66市町村で、25年の47市町村から大幅に増加した。

 捕獲頭数の伸びが、春期管理捕獲を実施する市町村数の増加に追いついていないのだ。【森原彩子】

毎日新聞

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