爪伸びた指のよう 「デビルズハンドツリー」4年ぶり開花 滋賀

2026/05/17 11:15 

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 滋賀県草津市立水生植物公園みずの森(同市下物町)で、国内施設での栽培・開花例が非常に少ない「デビルズハンドツリー(悪魔の手の木)」が、4年ぶりに開花した。まるで爪が長く伸びた指が、何かを握り締めようとしているかのようだ。

 南メキシコやグアテマラ原産の常緑高木。今年、園内の3株のうち2株がつぼみをつけ、高さ約2・2メートルの1株がまず深紅の花を咲かせた。それぞれに約10個のつぼみができており、5月末まで楽しめそうだという。

 指に見えるのはおしべで、原産地では甘い蜜で鳥を誘って受粉する。同公園では2011年に愛好者から譲り受け、栽培環境などを試行錯誤しながら3株に増やした。気象条件や虫の影響で23~25年は開花させられなかったが、温室内の温度管理などを徹底したところ、樹勢が回復して再び開花させることに成功した。

 中井大介園長は「今年は何とか開花させたいと、冬の間は温室を開け閉めしながら内部の温度を15~20度くらいに保ち、手作業で虫を駆除するなど工夫した。今後、次々に特徴的な花が咲くので、4年ぶりに咲いた花を見に来てほしい」と話している。

 月曜休館。同公園(077・568・2332)。【江田将宏】

毎日新聞

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