「未来の平和築くには」 長崎の憲法集会でピースボート代表講演

2026/05/03 19:35 

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 憲法記念日の3日に長崎市で開かれた「ながさき9条フェスタ」では、NGO「ピースボート」共同代表の畠山澄子さんが講演し「過去の戦争を正しく見つめることでしか、未来の平和を築くことはできない」と述べた。

 世界一周の船旅で各地の人と交流するピースボートに2008年から関わり、国際会議では被爆者のスピーチを通訳。米ニューヨークで開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議にも参加した。

 活動の原点の一つに、長崎の被爆者との縁があることを紹介。同船した際に「長崎を最後の被爆地にするため講話を続けてきた。僕はもう長くない。だから皆さんの力が必要なんだ」と託されたことが、今につながっているという。

 講演では、イスラエルの攻撃に遭い、がれきに覆われたパレスチナ自治区ガザ地区の映像を紹介。そこに住む知人女性から届いたもので、「私と彼女を分かつものは、どこの国に生まれたか、だけ。こんな不条理あるのか」と声を詰まらせ、「国と国よりも、人にとって戦争とはなんであるのか。人と人、民間のつながりを作ることが未来の平和を作ることになる」と述べた。

 講演は平和団体や労働団体などでつくる実行委員会が主催。会場の原爆資料館ホールに約330人が集まった。【土田暁彦】

毎日新聞

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