空自F2戦闘機の墜落事故 エンジン内の部品取り付け不備が原因

2026/04/24 17:08 

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 航空自衛隊百里基地(茨城県)所属のF2戦闘機が2025年8月、太平洋上に墜落した事故で、空自は24日、不適切な整備に起因したエンジンの推力低下が原因と推定する事故調査結果を公表した。

 空自によると、このエンジンは21年12月ごろの整備で、コンプレッサー(空気圧縮機)内の部品を固定するピンが適切に取り付けられていなかった。墜落事故まで約3年7カ月間、5機で使い回されており、不安定な部品が振動などで疲労破壊を起こした影響で事故が起きたとみられる。

 空自トップの森田雄博・航空幕僚長は調査結果を受けて記者会見し「百里基地周辺の住民の皆さまをはじめ、多くの国民にご心配をおかけし、大変申し訳なく思っております。究明した原因および事故から得た教訓を厳正に受け止め、飛行安全の確保に万全を期してまいります」と述べた。

 事故は25年8月7日午後0時34分ごろに発生。訓練中のF2が百里基地の北東約150キロの洋上に墜落し、操縦していた1等空尉が緊急脱出した。1尉は調査に対し「(操縦席で)衝撃音と振動を感じ、エンジンの不具合を示す『注意灯』が点灯した」などと証言していた。【宮城裕也】

毎日新聞

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