GW「予定なし」が4割超、みんなはどう過ごす? 街で聞くと…

2026/04/23 17:30 

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 中東情勢の悪化が物価高に拍車をかける中、ゴールデンウイーク(GW)が4月25日に始まる。今年の大型連休をどう過ごすのか。街角で聞いた。

 ◇「旅行に行きたいが費用が……」

 皇居周辺でほぼ毎日ウオーキングをしている東京都新宿区の無職、新井正男さん(80)は以前、年4回のペースで海外旅行に出かけていたが、近年は円安と物価高のため控えるようになった。

 「皇居東御苑のツツジを見に行く」と話し、遠出はせずに普段と変わらない日々を過ごすという。

 神奈川県大磯町の会社員、山村千晴さん(35)は、コンビニのおにぎりの値段やランチ代が高くなったことを痛感している。フレキシブルな働き方ができる会社に勤めているといい、「混み合うGWにあえて遠出はしないと思う。予定は横浜スタジアムに野球観戦に行くぐらい」と話した。

 単身赴任中の土木コンサルタント、赤澤義信さん(65)はGW中、札幌市の自宅に帰省する。「家族と旅行に行きたいが、行き先よりもまずは費用が頭に浮かんでしまう」と嘆く。遠出はせずに外食程度にとどめる予定だ。

 ◇GWにかける予算も4年間で最低に

 「今は遠出をしなくても、十分に楽しめる時代」と話すのは、千葉県在住で都内の学校に通う女子高校生(16)。日々のニュースに触れる度に物価高を感じており、GWは自宅で過ごす予定という。

 近年はドラマや映画を手軽に鑑賞できる動画配信サービスが普及しており、「GWの楽しみ方は多様化している」と語った。

 調査会社インテージ(東京都千代田区)が、全国の15~79歳の男女5000人を対象に実施した調査によると、GWについて「予定なし」が前年比4・7ポイント増の41・2%に上った。

 次いで「自宅で過ごす」(35・1%)、「外食に行く」(17・0%)と続き、「国内旅行」は12・3%、「海外旅行」は1・0%にとどまった。

 GWにかける予算は、前年比5・4%減の2万7660円で、新型コロナウイルス禍を経て外出・旅行需要が回復した2023年以降で最も低くなった。

 街頭での取材は毎日新聞の今年の新入社員が担当し、東京本社(東京都千代田区)周辺で道行く人に聞いた。【石本万象、池尻真希、岩田優希、山下理恵】

毎日新聞

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