職務質問で服つかまれ転倒、負傷した男性が提訴 自転車で走行中

2026/04/09 10:13 

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 自転車で走行中に大阪府警の警察官に服をつかまれて転倒し、負傷したのは違法な職務質問に当たるとして、府内に住む40代の会社員男性が8日、大阪府を相手取り約640万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 訴状によると、2024年5月12日、男性が大阪府八尾市内を自転車で走行中、府警の警察官が職務質問をしようと両手を挙げて停止させようとした。男性は通行止めの合図だと思って左折したところ、警察官に背後から服をつかまれて転倒。左膝などを負傷し後遺症を負った。

 男性側は交通ルールを守って走っており、職務質問される理由はなかったと主張。警察官の行為は、職務質問で許された範囲を逸脱しており違法だと訴えている。

 提訴後に記者会見した弁護団の辻本典央弁護士は「今回の職務質問は必要最小限度を超えて人権を制約しており、行き過ぎた行為だ」と話した。府警は「訴状が届いておらず、回答は控える」とコメントした。【斉藤朋恵】

毎日新聞

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