「トー横で売るため」中3少女のかばんに薬600錠 知人らに融通か

2026/03/12 19:20 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 15歳の少女のかばんには、600錠の錠剤が入っていた。その一部は、市販されていない睡眠薬だった。

 補導された少女は、警察に「売るつもりだった」と話したという。

 若者による薬物の過剰摂取が絶えない街には、子どもたちが互いに薬を融通し合う実態がある。

 東京・歌舞伎町の「トー横広場」で誰かに渡すために睡眠薬を持っていたとして、警視庁少年育成課は12日、神奈川県小田原市の中学3年生の少女(15)を麻薬取締法違反(譲渡目的所持)容疑で書類送検した。1月にトー横周辺で補導された際、かばんの中に600錠の薬を入れており、「トー横で売るためだった」と話したという。

 警視庁によると、少女は自らも市販のせき止め薬を過剰摂取「オーバードーズ(OD)」していた。2025年1月ごろからはトー横広場に出入りし、友人の勧めで睡眠薬を使うようになったという。

 11月ごろには、病院で度々受診して睡眠薬の処方を受け、自ら売るようになった。「(25年1月に)ODで救急搬送されたことがあり、危険性は知っていた」と供述しているという。

 トー横広場に出入りする知人らや、SNSで募った相手に1錠500円で売ったといい、15人から計5万円を得ていたとみられる。

 書類送検容疑は、1月24日、トー横広場で、誰かに渡すために「向精神薬」に分類される睡眠薬2種類計124錠を持っていたとしている。600錠の一部は「トー横で知り合った男性からもらった」と話しているといい、警視庁が入手経路を調べている。【朝比奈由佳】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報