小泉八雲の親友旧居の修繕費CF 返礼品は「松江歩き」ガイドブック

2026/03/09 16:30 

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 明治の文豪、小泉八雲の親友、西田千太郎の松江市新雑賀(さいか)町にある旧居の保存活動をする一般社団法人「まちなかプラン」が、旧居を起点に市中心部を街歩きするガイドブックを漫画で作製した。同法人は旧居の屋根の修繕費300万円を募るクラウドファンディング(CF)で、ガイドブックを返礼品の一つにしたとPRした。【村瀬達男】

 西田はNHK連続テレビ小説「ばけばけ」で、吉沢亮さんが演じた島根県尋常中学校の英語教師、錦織友一のモデル。西田は八雲夫妻の通訳や日常生活の世話をした。

 ガイドブックは八雲の愛称ヘルンから「ヘルン&千太郎 松江いまむかし散歩」と命名し、八雲と西田が現代の松江にタイムスリップして街歩きする設定。作画と文は2人組の漫画ユニット「ヘイソン・ニャー」が担当し、「今も残る松江の魅力を紹介した」という。

 マップは築157年の旧居をスタートし、松江大橋の北側の「山口卯兵衛商店」を「当時の姿のまま営業中。(八雲は)ここでよくビール買いました」と紹介。昔の城下町の地図も別ページに載せた。八雲の好物の焼き菓子「プラムプティング」などの食文化や怪談の舞台となった月照寺の石像「大亀」や松江城なども解説した。

 A5判、モノクロ16ページ。市補助金30万円を活用し、1000部を作製した。CFはサイト「キャンプファイヤー」で4月20日まで募集中。ガイドブックは支援額3000円~10万円のうち5000円の返礼品で贈る。

 松江市内で、八雲や西田を研究する宮澤文雄・島根大准教授らと記者会見した同法人の早瀬眞知子理事(74)は「西田は129年前の3月15日に34歳で亡くなり、今月15日に旧居で130回忌法要を行う。これからも自分の身の丈でできることをするので、応援をお願いします」と話した。

毎日新聞

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