藤井王将、積極的に金繰り出す 永瀬九段と激しい応酬 王将戦第3局

2026/02/03 14:09 

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 藤井聡太王将(23)に永瀬拓矢九段(33)が挑むALSOK杯第75期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社特別協力)の第3局が3日午前9時、東京都立川市のオーベルジュときとで始まった。藤井王将は積極的に金を繰り出し、1日目午前から激しい応酬に進んだ。

 永瀬九段の初手2六歩に対し、藤井王将は前期王将戦第5局から時折見せている2手目3四歩を見せた。立会の島朗九段は雁木(がんぎ)を予想したが、藤井王将の用意した作戦は右の金を足早に前線に繰り出す積極策だった。

 意表を突く作戦に見えたが、永瀬九段は長考に沈むことなく、藤井王将の6五金(20手目)に3五歩と反撃し、互いに右辺から攻め合う展開に進んだ。藤井王将は敵玉に近い8筋に攻めの拠点を築き、永瀬九段は角を手持ちにしつつ2~3筋から攻める態勢に入った。

 島九段は「藤井王将が意表を突く乱戦を挑みましたが、永瀬九段は幅広い準備で対応しました。どちらも怖いところを抱えていて局面のバランスを保っています。午後は永瀬九段が2~3筋でどこまで戦果を上げられるかがポイントになりそうです」と戦況を分析した。

 持ち時間各8時間のうち、午後0時半からの昼食休憩までの消費時間は永瀬九段1時間10分、藤井王将1時間52分。【丸山進】

毎日新聞

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