第75期王将戦、掛川で開幕 大盤解説会に「棋士の息づかい感じる」

2026/01/11 19:40 

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 将棋のALSOK杯第75期王将戦七番勝負(毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社特別協力、ALSOK特別協賛)が11日、掛川市の掛川城二の丸茶室で開幕した。藤井聡太王将(23)に2期連続で永瀬拓矢九段(33)が挑む注目の対局。午前9時に永瀬九段の先手で始まり、午後からは対局場近くの大日本報徳社大講堂で大盤解説会が行われた。2日間のタイトル戦で、12日夕方には第1局の雌雄が決する。

 藤井王将と永瀬九段のタイトル戦は過去6度あり、すべて藤井王将が制している。この日は、囲碁将棋チャンネルの今井環(たまき)取締役会長の振り駒により、永瀬九段の先手が決まった。

 大盤解説会は、勝俣清和七段と、貞升南女流二段が、息のあった話しぶりで、振り駒の意味から始まり、難しい打ち手まで丁寧に説明していた。藤井王将の大ファンという静岡市の主婦、戸塚貴美江さん(62)は、5年前からこの大盤解説会に応募し続け、今回初めて抽選に当たったという。「棋士の息づかいを感じられる会場で、次の一手を予測する醍醐味(だいごみ)を味わいたい」と話した。

 横浜市の会社員、坂口誠司さん(50)は「川崎市にある永瀬九段の実家のラーメン店にも何度か行っている。藤井王将の6冠、伊藤匠2冠と、23歳の同世代の若手だけでなく、上の世代ももっと頑張ってほしい」と、永瀬九段のタイトル奪取に期待した。【照山哲史】

毎日新聞

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