浜岡原発地震データ不正 規制委員長「捏造」と指摘、今後も審査停止

2026/01/07 11:46 

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 中部電力が浜岡原発(静岡県御前崎市)の耐震設計の目安となる基準地震動を過小評価した疑いがある問題で、原子力規制委員会の山中伸介委員長は7日に開かれた定例会で、「安全に直接関わる審査データの捏造(ねつぞう)案件で、明らかに不正行為だ。極めて深刻で重大な案件だ」と批判した。

 規制委は昨年12月19日から再稼働に向けた審査を中断しているが、山中委員長は「委員会としても止めることに異論は無い」と述べ、今後の審査も停止する方針を明らかにした。中部電が目指していた3、4号機の早期の再稼働は大幅に遅れることになった。

 この日の会合では、地震や火山研究を専門とする山岡耕春委員も「浜岡(原発)は南海トラフ地震の震源域の直上であり、国民の関心が高い。中部電力は真摯(しんし)に取り組んでいると信じていたが、非常に大きな失望を感じた」と述べた。【木許はるみ、小川祐希】

毎日新聞

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