勤務中に車券購入、違法エアガン所持 25年兵庫県警の懲戒処分50人に

2025/12/26 20:41 

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 兵庫県警監察官室は26日、勤務中に競輪の車券を購入していたとして、阪神方面の警察署の男性警部補(50)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。他に2人の処分が判明し、2025年の県警の懲戒処分者は50人となった。

 警部補は4月25日~8月11日、スマートフォンを使って233回車券を購入した。最高で1カ月に200万円以上を賭けていたこともあったという。

 阪神方面の警察署の20代男性巡査は、飲食店で副業をしていたとして減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。同室は私行上の処分のため、詳細は明らかにしないとしている。

 また、阪神方面の警察署の40代男性巡査長は、違法なエアガンなどを所持していたとして11月に減給10分の1(3カ月)の懲戒処分を受けていた。県警への情報公開請求で判明した。

 捜査関係者によると、6月に警視庁の家宅捜索を受け、違法なエアガン2丁と、モデルガン1丁を所持していたとして、8月に銃刀法違反容疑で書類送検された。

 土山公一監察官室長は「懲戒処分が相次いでいることを県民の皆様に深くおわびする」とコメントした。【柴山雄太】

毎日新聞

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