群馬の2カ所の浄水場で油臭、取水を停止 関越道事故との関連も調査

2025/12/28 03:00 

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 群馬県企業局は27日午後4時ごろ、利根川から取水する2カ所の浄水場で油の臭いを確認したため、取水を停止したと発表した。浄水場はいずれも、26日に関越自動車道でトラックなど67台が絡んで起きた多重事故の現場の下流に位置。油臭の原因は不明だが、事故との関連も調べる。

 県企業局水道課によると、浄水場では1時間おきに臭気をチェックしており、27日午後4時ごろ、県央第一水道事務所(榛東村)と県央第二水道事務所(渋川市)で強い油臭を確認。それぞれ取水を停止し、給水も順次停止。臭気の確認や水質の測定を続け、油臭が低下したら取水や給水を再開する見通しだ。

 浄水場は多重事故が起きた関越道の水上インターチェンジ(みなかみ町)付近の下流に位置している。【湯浅聖一】

毎日新聞

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