総合型選抜の受験塾「SS義塾」が音信不通に 保護者ら動揺、憤る声
面接や小論文、自己アピールによる「総合型選抜」に特化した大学受験塾「SS義塾」(本社・東京都)と連絡が取れなくなったとして、生徒や保護者に動揺が広がっている。受講料を支払ったにもかかわらず講座を受けていない状態の生徒もおり、憤りの声も上がっている。
登記簿によると、SS義塾は株式会社日本進学教育研究所(東京都港区)が運営。塾ホームページ(HP)には「総合型選抜・推薦入試対策で国公立・有名私大への逆転合格を実現させます」などと掲げられている。保護者らによると、英語学習や、「夢中になっていることを1分で説明する」といった面接を念頭に置いたとみられるオンライン講座などがあったという。
塾HPには13日午後まで「業界最大手かつ老舗」「第一志望合格率とお客様満足度ではダントツの業界トップ」といった宣伝文句がならんでいたが、14日午後5時現在、削除されている。
複数の保護者によると、12月初めまではオンライン形式で授業が実施されていたものの、7日ごろから問い合わせに対する返信がなくなり、ウェブ上に掲載されていた講座の動画も一斉に削除されたという。
入塾者向けのLINE(ライン)では塾側から、謝罪の文言とともに「事業の正常化に向け尽力する」といったメッセージや問い合わせ先の電話番号が送信されたが、連絡しても応答はないという。
11月下旬に入塾したという高校2年生の生徒の母親は、入会金と2カ月分の受講料の計約10万円を支払ったものの、初回の授業が実施されないまま連絡が取れなくなったという。取材に対し「信頼できると感じ、子どもも授業を楽しみにしていた。その矢先の出来事で、子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と話した。
6カ月分の受講料などとして約30万円を支払ったという別の母親は、予定していた授業回数のうち約3分の2が履行されていない。「シングルマザーであり、厳しい家計の中から自分の習い事を諦めて子どものために支払った金額だった。ぼうぜんとしている」とした。
本社所在地は貸しオフィスが入ったビルで、13日午後に記者が訪ねたところ人けはなかった。電話も通じない状況が続いている。保護者らは各地の消費生活センターや警察署に相談を進めている。【斎藤文太郎、田中理知】
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