24年の新千歳空港接触事故、原因が判明 けん引車が旋回位置を誤認
2024年1月、大韓航空(韓国)の旅客機が新千歳空港の駐機場で別の機体に接触した事故の原因が、大韓機をけん引していた車両が正しい位置よりも7~15メートル手前で旋回したことだと判明した。配置すべき地上監視員が1人足りなかったことも明らかになった。同社は事故後、「(けん引車が)雪でスリップした」と説明していた。
事故は24年1月16日午後5時半ごろ発生。大韓機が駐機場から滑走路に向かうため、けん引車両で機体を後方に押し出す作業中、左隣に駐機していたキャセイパシフィック航空(香港)の旅客機と接触した。大韓機は左主翼の一部が破損、キャセイ機は尾翼などが壊れた。大韓機の乗客乗員289人にけがはなく、キャセイ機に人は乗っていなかった。
大韓航空から国土交通省への報告によると、けん引車両の運転手が機体とキャセイ機との距離を見誤り、正しい位置よりも早く左後方に旋回を始めた。降雪が多く、誘導路の中央ラインもよく見えなかったとしている。
けん引車両は地上業務(グランドハンドリング)を担う別会社が運用しており、この会社は国交省の聞き取りに「視界が悪い中で誘導路の奥側の芝生帯に近づきすぎないように曲がった結果、ぶつかった」と回答。さらに、本来は両主翼端を監視する人員が2人必要だが、事故当時は1人しかいなかった。
大韓航空は「しっかり監視すれば防げた」と説明し、①グラハン会社に契約内容を徹底させる②大韓航空の地上業務の運用手順をグラハン会社に伝える③けん引時の旋回位置を見直す――などの再発防止策を挙げた。
国交省は機体の損傷が小さいことなどから、今回の事故を軽微なトラブルの「イレギュラー運航」と認定。昨年4月18日に再発防止策の報告を受けて関係者への聞き取りを終えた。【片野裕之】
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