メグロ「幻のZ」復元、初お披露目 バイク愛好者から歓声 栃木
那須烏山商工会工業部会が3年がかりでレストア(復元)した「1949年製メグロZ型」が2日、栃木県那須烏山市で開催されたイベント「第5回メグロ・キャノンボール」で初お披露目された。白い布が外され、「幻のZ」が姿を現すと、市民やバイク愛好者から歓声があがった。
同市内には44~64年までの20年間、多くのファンがいた二輪メーカー「目黒製作所」の工場があった。2020年にカワサキモータースが「メグロ」の復刻モデルを発売すると再び注目が集まり、市も「メグロの聖地」として21年から愛好者の集うイベントを開催してきた。
レストア事業は22年からカワサキモータースと那須烏山商工会工業部会で進めてきた。バイクはカワサキから提供があり、同市のオートバイ整備士、沢村宜樹さん(42)を中心に、当時の技術を継承する市内の工場など十数社に部品を発注した。
1949年製のメグロZは国内に数台しかないが、後継車などを見本に、根拠を集めながら、色・寸法も再現し、今入手できる材料と技術で完成させた。沢村さんは「烏山で組んだが全国の方が協力してくれた。この日を迎えられ、ひと安心。きょうは排気音をこの空に響かせたい」と笑顔をみせた。
8日に東京ビッグサイトで行われているジャパンモビリティショーに出展予定で、レストア事業の説明のほか、屋外でメグロのデモ走行を行う予定。千葉市からイベントに参加した横山貴洋さん(57)は「部品一つ一つにこだわり、なおかつハイクオリティーなものに仕上がった。ロマンを感じます」と完成品に目を細めた。
2日のイベントには460台を超すバイクが集まり、午後0時半からはそのうちの約350台が山あげ会館を発着点としたパレードに参加した。【有田浩子】
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