6冠に後退の藤井聡太王座「終盤に競り負けた」 将棋・王座戦第5局

2025/10/28 22:32 

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 甲府市で指された将棋の王座戦五番勝負第5局で、伊藤匠叡王(23)が藤井聡太王座(23)に勝ち、3勝2敗で王座を奪取して2冠となった。6冠に後退した藤井王座は「終盤戦で競り負け、実力不足だった」と振り返った。終局後に藤井王座が語った主な内容は次の通り。

 ◇攻め方に工夫必要だった

 第5局は(伊藤叡王に)3七銀から4六銀と出られて、こちらから何か動いていかないといけない形になった。そこでいい手の組み合わせが分からず、本譜7六飛に7七桂で切り返されて苦しい形になってしまった。もっと攻め方で工夫のいるところだった気がする。

 シリーズ全体として終盤戦で競り負けるような形になってしまったと思うので、やはり実力不足だったかなと感じている。(2度目の失冠は)やはり実力が足りなかったということだと思うので、少しずつ力を付けていくしかないのかなと思う。

毎日新聞

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