クマ被害、秋田と宮城で相次ぐ 5人負傷 民家敷地内で3頭遭遇も

2025/10/25 23:02 

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 クマによる被害は25日も秋田県と宮城県で相次ぎ、50~80代の男女5人が負傷した。いずれも命に別条はないとみられる。

 秋田市内では3件の被害があった。秋田県警によると、25日午前6時過ぎ、県道でランニングをしていた男性(51)がクマに襲われ、顔などを引っかかれた。

 その約1時間後には同市内で散歩をしていた男性(66)が体長約1メートルのクマに襲われて背中にけが。午後4時ごろには同市の民家敷地内で女性(76)が親子とみられるクマ3頭に遭遇し、体長約1メートルのクマに襲われ、頭や右足などを負傷した。女性は重傷とみられるが搬送時には意識があったという。

 また、同県大仙市では同日午後3時半ごろ、畑に向かっていた女性(87)が背後から体長約60センチのクマに襲われ、腰に軽傷を負った。

 一方、宮城県警によると、同日午前6時15分ごろ、宮城県大衡村の民家から「玄関を出たらクマと鉢合わせになった」と60代女性から110番があった。女性は左腕を引っかかれ、軽傷という。【洪玟香、安達恒太郎】

毎日新聞

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