コハクチョウ5000羽、紅葉背に飛び立つ 飛来ピーク 山形・鶴岡

2025/10/25 19:38 

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 山形県鶴岡市のラムサール条約登録湿地「大山上池(かみいけ)・下池(しもいけ)」で、冬の使者コハクチョウが5000羽以上飛来し、ピークを迎えている。

 市自然学習交流館「ほとりあ」によると、今年の飛来の確認は平年並みの今月6日。日の出とともに「コウコウ」とにぎやかな鳴き声を響かせながら、収穫が終わった庄内平野の水田を目指し、群れごとに次々に飛び立つ。落ち穂などを食べ、日暮れになるとまたねぐらに戻るという。

 同館副館長で学芸員の上山剛司さん(44)は「雪が降って池が凍ると南下していくので、見ごろは11月中旬ごろまで。深まっていく紅葉を背に飛び立つ幻想的な景色を見に来てほしい」と話している。【長南里香】

毎日新聞

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