<エンタメノート>神田伯山さん、26日からNHK「演芸図鑑」司会 最年少で講談師初

2025/10/23 16:17 

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 日曜早朝の演芸番組「演芸図鑑」(NHK総合・日曜午前5時20分)のナビゲーター(司会)に、26日放送分から講談師の神田伯山さん(42)が登場する。ナビゲーターとしては最年少で講談師初となる。

 「演芸図鑑」は2011年4月にスタート。初代ナビゲーターは立川談志さんの予定だったが、体調不良で三代目三遊亭円歌さんが務め、以後、東西の実力者や人気者が交代で登場してきた。

 番組は前半に演芸2本、後半はゲストを招いてナビゲーターとのスペシャルトーク、という構成。日曜早朝の番組とあって、天気予報も表示され、出かける前に身支度をしながらの視聴者も少なくない。

 伯山さんは「問わず語りの神田伯山」(TBSラジオほか)での辛口トークが人気だが、「演芸図鑑」ではゲストのトークを引き出す役割だ。26日のゲストは伯山さんが希望した歌舞伎俳優の中村獅童さん(53)。9月に行われた収録で、伯山さんが大ヒット映画「国宝」について「獅童さんの映画だと思っていた。スターになるまでどれだけ苦労されたか」と水を向けると「いいこと言うね」と獅童さん。獅童さんはバーチャルシンガー「初音ミク」と共演した「超歌舞伎」とペンライトの裏話、十八代目中村勘三郎さんから受けた薫陶などを話した。

 終了後、獅童さんは「(時間が)とても足りない。次は(共に好きな)プロレスの話もしたい」と感想を語った。

 演芸は江戸家猫八さんの動物鳴きまねと、三遊亭萬橘(まんきつ)さんの落語「雑俳(ざっぱい)」。今後も伯山さんならではのゲストが登場する予定だ。「NHK ONE」で放送終了から1週間、見逃し視聴ができる。【油井雅和】

毎日新聞

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