ヒグマによる死亡事故受け経済支援 全町民に商品券 北海道・福島

2025/09/17 13:17 

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 北海道福島町は、7月12日に発生したヒグマの人身事故で影響を受けた町内の事業者への支援や、全町民(3312人)に町内で使える1万円の商品券を配布する地域経済緊急支援事業を実施する。

 事業費総額は約3750万円。16日に町議会で一般会計補正予算案が可決された。

 福島町は人身事故後、町内全域にヒグマ警報と注意報が発令された。8月11日まで1カ月にわたり事業者の営業時間の短縮や8月の大相撲九重部屋の夏合宿など主要な夏イベントの中止が相次いだ。

 事業者支援は、夜間の外出自粛要請などで影響が出た飲食店や宿泊業など15事業者に1件あたり10万円を支給。町民には10月中旬に町内の店舗や飲食店約130店で使用できる商品券を配布する。

 町は「ヒグマの事故で町内の経済が停滞した。町内経済の活力を取り戻すきっかけにしたい」としている。【三沢邦彦】

毎日新聞

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