タレント兼医師から800万円借金 フジ元部長、ギャンブル依存症吐露
オンラインカジノの利用を繰り返したとして常習賭博罪に問われたフジテレビ元バラエティ制作部企画担当部長、鈴木善貴被告(44)=懲戒解雇=は16日、東京地裁(矢野直邦裁判官)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。自身をギャンブル依存症だとし「借金を返すためのギャンブルとなり、後半は苦しかった」と嘆いた。検察側は懲役1年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は25日。
検察側は冒頭陳述で、被告は2020年ごろから、先輩社員に教えられてオンラインカジノを始めたと指摘。24年9月以降はバカラ賭博などを繰り返し、8カ月間で計145回利用したとした。
賭け金は計約6億円程度に上ったといい、負けが込んだことで消費者金融や知人らから計2000万~3000万円の借金を重ねたとした。被告に2回に分けて計800万円を貸したとする「タレント兼医師」の匿名の供述調書も読み上げられた。
鈴木被告は被告人質問で「負けた瞬間はもうやめようと思うが、普通に働いて(借金を)返したらどれくらいかかるんだろうと頭によぎった。勝てば一気に返せるという思いがあった」と述べた。
オンラインカジノについては「知り合いもやっており、全く違法性の認識がなかった。最初はいつでもやめられると思っていた」と説明。しかし、次第に失ったお金を深追いするようになったとし、負けた後は「お金があればいろいろなことができたなとやるせない気持ちになった」とした。
フジテレビでは他に、アナウンサーだった男性社員(27)がオンラインカジノによる単純賭博罪で略式起訴され、7月に東京簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。公判で検察側は「鈴木被告からオンラインカジノでは前科がつかないと言われた」とするアナウンサーの供述調書を読み上げ、被告が25年2月の社内調査に「今はやっていない」と虚偽の説明をしていたことも明らかにした。
鈴木被告は「病院に行って(自分は)ギャンブル依存症だと思った。会社に迷惑かけて申し訳ない」と頭を下げた。今後については、テレビ番組の制作に23年間携わってきたことを挙げ、「裏方として働ければと思っている。猛省して生まれ変わった気持ちで生きていく」と述べた。【安達恒太郎】
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