生後8カ月男児の顔殴ったか 容疑で21歳男性逮捕 頭の骨折るけが

2025/09/03 19:34 

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 交際相手の生後8カ月の長男の顔を殴りけがをさせたとして、警視庁捜査1課は3日、東京都江戸川区東小岩1、会社員、貝原優汰容疑者(21)を傷害容疑で逮捕したと発表した。男児は頭の骨を折るけがもしており、繰り返し虐待された可能性もあるとみて調べている。

 逮捕容疑は5月2日、自宅アパートで、交際している20代女性の長男の顔を平手で2度殴り、全治2週間の打撲をさせたとしている。「言うことを聞かず、イライラしてたたいてしまった」と容疑を認めているという。

 警視庁によると、貝原容疑者と男児の母親は4日後の夜、男児に発熱とけいれんの症状があったため診療所を受診。男児は小児専門病院に転院し、くも膜下出血や頭の骨が折れている重傷だと判明した。

 けがの経緯について母親は医師に「ベッドから落ちた」と説明したが、病院は虐待の疑いがあるとして警視庁に情報提供した。

 貝原容疑者は母親と2月から交際し、5月1日から長男らほかの家族と同居を始めたと説明した。

 警視庁は、貝原容疑者と母親のスマートフォンの解析などから、母親の暴行への関与は薄いとみている。長男は快方に向かっており、命に別条はなく児童相談所に保護されている。【菅健吾、朝比奈由佳、松本ゆう雅】

毎日新聞

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