特殊詐欺未遂疑いで日本人29人を逮捕 カンボジアの拠点から移送

2025/08/20 20:39 

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 カンボジア北西部ポイペトで特殊詐欺グループのメンバーとみられる日本人の集団が現地当局に拘束された事件で愛知県警は20日、拘束した29人全員を詐欺未遂容疑で逮捕した。このグループは中国人が管理し、29人はいずれもうその電話をかける「かけ子」役だったとみられ、県警はグループの全容解明を進める。

 県警によると、29人は10~50代の男女。5月下旬、タイ国境に近いポイペトの拠点で、警察官などを装いうその電話を関東地方の住人にかけ、現金をだまし取ろうとした疑いがある。

 県警は1月、この拠点にいた男性から特殊詐欺が行われているとの情報を入手。警察庁などを通じ、現地当局に拘束を要請していた。7月31日に29人の逮捕状を請求。8月20日、チャーター機で中部国際空港(愛知県常滑市)に移送した。【丘絢太、塚本紘平】

毎日新聞

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