岡崎市と名鉄バス、外国人材育成でタッグ 第1号運転士誕生 愛知
愛知県岡崎市と名鉄バス(本社・名古屋市)が連携し、外国人らを対象としてスタートさせた人材確保の仕組みに基づいて育成された第1号のバス運転士がこの夏、誕生した。取り組みの背景にはバス業界の深刻な人手不足があり、今後の広がりが注目される。【永海俊】
「一番大事なのはお客さまを無事に目的地にお送りすること。安全な運転に努める」
そう話すのは、ブラジル出身の鈴木健次さん(39)。日系3世で10年以上前に日本国籍を取得している。
バス運転士を目指して東京都内から昨年10月に岡崎市に転居した。日本語学校で運転に必要なプログラムを修了した後、今年2月に名鉄バスに入社した。大型2種免許の取得や社内の研修を経て、7月末から市内で単独乗務を始めている。
今月8日には市内のバスターミナルでお披露目式があった。市や名鉄バスなどの関係者らから激励を受け、客を乗せたバスの運転席に乗り込むと、真剣な表情でゆっくりと出発した。
鈴木さんのデビューまでの流れは、市と同社が昨年4月に結んだ包括連携協定に基づく。市は運転士を生活面でサポートし、同社は市内で日本語学校を運営する「EGAO GROUP」とも連携協定を結んで日本語学習を支援する。
「岡崎モデル」と名付けたこの仕組みの第2号となる運転士も現在、デビューを控えているという。
鈴木さんは派遣社員として工場で働いた経験があり、「正社員として働けてありがたい」と感謝を口にする。「まだ緊張しながら運転しているので、もっと運転が上手になりたい」というのが次の目標だという。
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