熊本、福岡で相次ぎ遺体発見 1人は大雨で不明の74歳男性と判明

2025/08/13 18:37 

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 10、11日に記録的な大雨が降った熊本、福岡両県で13日、相次いで遺体が見つかった。

 熊本県警熊本南署によると、熊本市南区城南町陳内の浜戸川で13日午前、男性の遺体が浮いているのを捜索中の消防団員が見つけた。男性は、約2・5キロ上流で11日からバイクを残して安否不明となっていた同区城南町鰐瀬の長田修さん(74)と判明した。

 門司海上保安部によると、福岡県宗像市沖の海上でも13日午前、漂流している成人女性の遺体が見つかった。下着に黒色のスポーツサンダル姿。目立った外傷はなかった。同県福津市では10日午後、男女2人が川に流されたと119番があり、門司海保が遺体の身元を調べている。

 また、熊本県甲佐町では60代女性が安否不明になっていることが新たに判明した。女性は11日午前5時ごろに自宅から車で勤務先に向かっていたが、連絡が取れなくなったという。

 10、11日に九州北部を襲った大雨での死者は熊本県で3人、安否不明者は熊本県で2人、福岡県で2人。【中村敦茂、反田昌平】

毎日新聞

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