取引先男性に暴行、400万円相当奪ったか 容疑者ら3カ月監禁前に

2025/08/06 14:01 

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 取引先の30代男性を3カ月にわたり監禁して大けがをさせたとして9人が逮捕された事件で、警視庁捜査1課は6日、被害男性から400万円相当の金品を奪ったとして、東京都板橋区清水町の建設業、大城優斗容疑者(25)ら21~25歳の男性7人を強盗容疑で再逮捕した。

 再逮捕容疑は7人は共謀し、1月28日午後7時半~29日午前1時ごろ、板橋区のトランクルーム敷地内や豊島区の被害男性宅などで、テニスラケットで殴ったり、バリカンで髪を切ったりするなどの暴行を男性に加え、現金約85万円と腕時計など計111点(320万円相当)を奪ったとしている。

 大城容疑者ら5人は黙秘し、2人は否認しているという。

 警視庁によると、大城容疑者は、男性が勤務する元請け業者から内装工事を下請けした際、施工不良を理由に報酬が支払われず、トラブルになっていた。1月中旬、元請け側から当初の報酬額以上を受け取ることで解決したが、大城容疑者は男性に因縁をつければ、さらに金品を取れると考えたとみられる。

 7容疑者は1月29日から約3カ月間にわたって男性を監禁し、金づちのようなものでたたいたり、熱湯をかけたりするなど継続的に虐待。腰や腕の骨を折り、全身の広い範囲にやけどをさせるなど全治6カ月の重傷を負わせたとして、7月に逮捕監禁致傷容疑で逮捕されていた。

 警視庁は他にも関与した人物がいるとみて行方を追っている。【菅健吾】

毎日新聞

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