「お好み焼き買った男女」が銃撃犯目撃か ナンペイ事件の情報求める

2025/07/30 17:50 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 警視庁八王子署は30日、東京都八王子市のJR八王子駅と京王八王子駅前で、通行人らに情報提供を呼び掛けた。

 捜査員や警察OBら約80人が参加。新しく作製したポスターを交番に張り出し、事件概要などが書かれた扇子約3000枚を配った。四郎園(しろうぞの)文明署長は「被害者の無念を晴らすため、強い意思をもって捜査を続ける」と話した。

 事件は1995年7月30日午後9時15分ごろ発生。スーパー2階にいたパート従業員の稲垣則子さん(当時47歳)、いずれもアルバイトで高校2年の矢吹恵さん(同17歳)、前田寛美さん(同16歳)の3人が頭を拳銃で撃たれて殺害された。

 警視庁によると、24日までに延べ22万6347人が捜査に従事。提供された情報は計1678件で、うち32件がこの1年で寄せられた。捜査本部は事件当日、午後9時の閉店間際にお好み焼きなどを買った男女が銃撃犯を目撃した可能性があるとみて行方を追っており、「匿名でもいいので名乗り出てほしい」と呼び掛けている。情報提供は八王子署捜査本部(042・621・0110)。【朝比奈由佳、菅健吾】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報