福岡の空き店舗倒壊 死亡の2人、作業員の23歳と41歳と判明

2025/07/16 17:38 

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 福岡県久留米市で解体作業中の建物が倒壊して4人が死傷した事故で、県警久留米署は16日、亡くなった作業員2人は、インドネシア国籍の技能実習生、サクティ・ラーマダニ・サプトラさん(23)=同県八女市=と会社員の吉谷義則さん(41)=同県久留米市=だったと発表した。検視の結果、死因はサクティさんが多発性外傷、吉谷さんが窒息死と判明した。

 同署によると、15日午後1時40分ごろ、解体作業中だった鉄骨2階建ての空き店舗が倒壊。亡くなった2人を含む作業員3人が下敷きになった。残る作業員1人は久留米市の男性(30)で、顔面多発骨折で入院中という。また、転倒した歩行者は同市の男性団体職員(50)で、頭部にがれきが当たって負傷したとみられるという。同署が事故の原因や詳しい状況を調べている。【栗栖由喜】

毎日新聞

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