芥川賞・直木賞ともに「該当作なし」 27年半ぶり6回目

2025/07/16 19:56 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第173回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京都内で開かれ、芥川賞、直木賞ともに「該当作なし」と発表された。両賞とも該当なしは1997年度下半期の第118回以来27年半ぶりで、史上6回目。

 両賞の候補作はそれぞれ次の通りだった。

<芥川賞>

グレゴリー・ケズナジャット(41)「トラジェクトリー」文学界6月号 ②

駒田隼也(30)「鳥の夢の場合」群像6月号 初

向坂くじら(31)「踊れ、愛より痛いほうへ」文芸春季号 ②

日比野コレコ(21)「たえまない光の足し算」文学界6月号 初

<直木賞>

逢坂冬馬(39)「ブレイクショットの軌跡」早川書房 ②

青柳碧人(44)「乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO」新潮社 初

芦沢央(41)「嘘と隣人」文芸春秋 ②

塩田武士(46)「踊りつかれて」文芸春秋 初

夏木志朋(36)「Nの逸脱」ポプラ社 初

柚月裕子(57)「逃亡者は北へ向かう」新潮社 ③

 ※50音順、敬称略。丸数字は候補回数

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報