万博和歌山ゾーン来場者数15万人到達 出身の人気ボーカルも協力
大阪・関西万博の「関西パビリオン」のブースの一つとして常設されている「和歌山ゾーン」の来場者数が10日、15万人に達した。県は万博閉幕までの6カ月で30万人の来場を目標としていたが、2カ月で半数に到達した。
万博推進課によると、15万人目の来場者になったのは大阪市の濱田光広さん(45)で、妻典子さん(43)、息子の光希ちゃん(3)と来園した。県は濱田さんに15万人目の記念品として、県のPRキャラクター「きいちゃん」のぬいぐるみとピンバッチ、県産の梅酒を贈った。
「和歌山ゾーン」では、伝統の祭りや和歌山の食に関する展示をしている。濱田さんの家族は、県内の老舗店の協力で作った6種類のスイーツと県産の果物を使ったドリンク付きのセットの試食もした。
濱田さんは「先週、白浜町のアドベンチャーワールドに行ったところで、和歌山にすごく縁があってうれしい。海もあり、山もあり、果物もおいしく、将来的には移住したい」と話した。同課は「想定していたよりも早いペース。今後も和歌山に行ってみたいと思ってもらえる発信やおもてなしをしていきたい」としている。
また、県は9日、万博会場にあるEXPOホール(シャインハット)とEXPOアリーナ(Matsuri)で10月3日に開催する「和歌山DAY」で、人気ロックバンド「L’Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)」のボーカルで、和歌山市出身のHYDEさん(56)がスペシャルライブを開くと発表した。
HYDEさんは2019年1月から2年間、市にとって初めてとなる観光大使を務めた。その後も自身のSNS(交流サイト)などで和歌山の魅力を発信し続けている。
同課によると、HYDEさんは5月に和歌山ゾーンを訪れた。新宮市の世界遺産・神倉神社の伝統行事で、たいまつを手にした白装束の男衆が急な石段を駆け降りる「お灯(とう)まつり」の展示を見たり、スイーツを試食したりした様子を撮影した動画を、県が和歌山ゾーンのPRに活用している。
HYDEさんは和歌山ゾーンを訪れた際に壁面にサインし、HYDEさんが和歌山をPRする際に使用するキャッチフレーズ「なんて素敵な和歌山なんでしょう」を添えている。同課の担当者は「HYDEさんに和歌山ゾーンを盛り上げてもらえて感謝している。引き続き多くの方に和歌山ゾーンへ足を運んでもらいたい」と話している。和歌山DAYの予約方法は後日改めて発表する。【駒木智一】
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