大麻オイルを製造したとして府警は２１日、京都市下京区のラーメン店経営、中村幸三容疑者（５５）を麻薬取締法違反（営利目的製造）で逮捕した。

　逮捕容疑は２月２８日ころ、京都市南区にある自身が営業するラーメン屋の２階従業員スペースで、大麻に加熱処理を加えて、有害成分である「テトラヒドロカンナビノール」を抽出し、大麻オイルを製造したとされる。中村容疑者は製造したことは認めているが、「営利目的ではない」と容疑を一部否認しているという。

　府警捜査５課によると、中村容疑者は３月と４月、大麻の営利目的所持や大麻オイルの営利目的譲渡などの疑いで同法違反などで逮捕され、５月１４日までに起訴された。中村容疑者は営業中や閉店後、ＳＮＳで購入を希望した客に、店の外で大麻オイルなどを販売していたという。【水谷怜央那】