母に甘えスクスク成長 ゴマフアザラシの赤ちゃん 青森・浅虫水族館

2025/05/08 15:21 

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 青森市の浅虫水族館で2年ぶりにゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。白い産毛に覆われた姿は訪れた家族連れなど入場者を和ませている。

 赤ちゃんは2010年に青森県六ケ所村で保護された雌の「メイ」と13年に福島県いわき市の水族館から借り受けた雄の「きぼう」の間に4月28日に生まれた。体長約1メートル、体重24・5キロ。母子ともに健康で、順調に成長している。1日2回ほど母乳を飲み、メイに寄り添われながら眠ったり、動き回ったりしている。

 飼育員の三浦辰馬さんによると、ゴマフアザラシの赤ちゃんの産毛が白いのは流氷などと同色で幼い時に目立たない保護色のため。あと1週間ほどで生え変わり、ごま模様が出てくるという。三浦さんは「健康に育ってまわりのアザラシたちとも仲良く暮らしてほしい」と話している。【松本信太郎】

毎日新聞

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