はしか患者が過去10年で最多 茨城県が独自の注意報・警報を運用開始

2025/05/08 20:38 

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 茨城県は8日、竜ケ崎保健所管内で医療機関を受診した患者3人がはしかに感染していたと発表した。2025年の累計患者数は19人となり、過去10年で最多。県は今後の感染拡大に備え、独自の注意報と警報を設定して9日に運用を始め、県民への注意喚起を強化する。

 県によると、過去10年でこれまで最多だったのは19年の17人。県は1人の患者から感染した人数や感染経路の数によって注意報と警報を設定。発令基準に達した場合は記者会見を開くなどし、広く県民に注意を促すという。

 県は感染拡大を防ぐため、ワクチンの定期接種対象者(1歳と就学前の1年間)の確実な接種や、はしかを疑って医療機関を受診する際は事前に連絡し、移動に公共交通機関を使わないよう呼び掛けている。【鈴木敬子】

毎日新聞

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