飲み込む力が弱い人に配慮、食感もある「まとまりマッシュ食」 電動調理器実用化で普及へ

2026/10/18 09:03 

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 刃物メーカー貝印(東京)とふじのくに医療城下町推進機構ファルマバレーセンター(長泉町)、介護用品販売のアポロメーカー(伊豆市)などが連携し、飲み込む力やかむ力が弱い人に配慮した「まとまりマッシュ食」の電動調理器の実用化を進めている。9月には、小羊学園の重心障害児者施設「つばさ静岡」(静岡市葵区)で実証実験を開始した。高品質な介護食の普及を目指す。
 まとまりマッシュ食は、舌や歯ぐきで押しつぶせる軟らかさで、粒感を残しつつもバラバラにならずに飲み込みやすい食事。同施設で2008年から提供を続け、在宅支援にも取り組む浅野一恵医師は「食感があり満足感を得られる上、口腔(こうくう)機能維持にもつながる。簡単に作れれば食の選択肢が広がる」と意義を語る。
 ただ、手動調理器では少量しか加工できず、労力がかかるため、普及が進んでいないのが実態。電動調理器開発は、アポロメーカーの片山寛さんが、加工時に固いハンドルを回して腕を痛める保護者の苦労を目の当たりにし、同センターに相談したことで始まった。センターの仲介で貝印が加わり、コードレスブレンダーの電動回転技術を生かした試作品が完成した。
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