舌打ち、ゲーム、だらだら…「思春期の反抗」どう対応したらいい? 識者に“心構え”聞く

2026/09/24 11:45 

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 子どもが大人へと移行していく「思春期」。わが子の反抗的な態度に悩む保護者は昔も今も少なくない。近年はデジタル端末との向き合い方に戸惑う声も目立つという。親子関係の在り方を模索する保護者を取材し、識者に心構えを聞いた。
■“成長の証し” 言葉と形で愛情表現を
 思春期は小学校高学年から高校生年代を指すことが多い。個人差が大きいものの、第二次性徴による体つきの変化や自我の芽生えなど、心身が大きく変わる時期とされる。
 「小学生の娘に『宿題やろう』と声をかけるとシカトされたり舌打ちされたり。夏休みは毎日が戦いだった」「ゲームばかりしている」「進学で家を離れる時期が近づいているからこそ、だらだらした態度を見ると『今言っておかなきゃ』と思ってしまう」
 沼津市が8月下旬に市内のカフェで開いた、思春期がテーマの講座。子育てに奮闘する母親が飲み物を片手に、日々の悩みを打ち明け合った。親子を対象にカウンセリングサロンを主宰する緑川法子さん(41)=藤枝市=はうなずきながら耳を傾け、自身がわが子から授業参観への出席を拒否された経験や旅先での親子げんかの思い出を交えて、受講者の苦労に寄り添った。
 その上で、思春期の特徴についての講話も行った。子どもの反抗的な態度の根底には、性ホルモンの分泌で情動をつかさどる脳のへんとう体が過敏になる一方で、感情抑制や計画性に関わる前頭葉が発達途上などの理由があるとされる。こうした科学的な知見を紹介して「子どもはわざと反抗しているわけではない。扱いづらいのは成長の証し」と指摘。「子どもの心が不安定な思春期こそ『自分は大切にされている』と確信できるように愛情を言葉と形で表現してあげることが大切」と呼びかけた。
 「子どもに部屋の片付けを提案したら『うざい。出ていけ』と言われた」という想定で、対処法を考える練習も行った。
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