「この町から総合書店をなくしてはいけない」 5月閉店・静岡県菊川市の“戸田書店”元店長の挑…

2026/06/20 09:28 

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 5月6日に閉店した菊川市加茂の「戸田書店リブレ菊川店」店長だった鈴木祐輔さん(41)が、個人で新たな書店を立ち上げるため、7月からクラウドファンディング(CF)を始める。28年間親しまれた市内最大の本屋を閉じることになり、「菊川から総合書店をなくしてはいけない」と新店舗の場所探しに奔走してきた。鈴木さんに賛同する元従業員5人も雇う予定で、年内開業を目指す。
 「本屋は子どもから高齢者までが集う街のインフラ」と考える鈴木さん。戸田書店では月2回の子ども向けイベント、年2回のマルシェを開いてきた。本の購入はインターネットも主流になる中、実店舗の良さを強調。「買いに来た本と全然違う本に出合ったり、店員と会話したりするのも楽しい」と魅力を語る。
 新潟県出身の鈴木さんは2011年に戸田書店上越店でアルバイトを始め、12年にフランチャイズ企業のリブレに入社した縁で、掛川、裾野、菊川で店長を務めた。会社側から1月に閉店の方針を聞き、個人で開店を目指す活動を開始。インスタグラムのフォロワーは2500人を超えた。新店舗の名前は閉店前、常連客にシールを貼ってもらう投票で最も多かった「kikugawa books」にする予定だ。6歳の双子の父でもある鈴木さんは「子どもの成長に本は不可欠。書店のある街で育ってほしいから」と意気込む。
 CFは静岡新聞社・静岡放送などが運営する「しずおかMIRUIプロジェクト」で7月中に始める予定。開店には数千万円の資金が必要だが、そのうち300万円の支援を募る。返礼として「書店員の仕事体験」なども想定している。
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