「猛暑による企業へのマイナス影響」静岡県内48% 従業員の体調や品質劣化リスク、収益面で下…

2026/06/10 08:55 

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 静岡経済研究所が発表した猛暑による県内企業への影響調査は、「大いにマイナス」「ややマイナス」との回答が計48・6%に上った。熱中症など従業員の体調変化や生産物の品質劣化など具体的なリスクが指摘され、経営課題として認識する企業は全体の4割超。中東情勢の悪化でエネルギーコストが高まる中、上昇する気温への対応は収益面でも下押し材料となりそうだ。
 猛暑で売上高が「減少する」とみる企業は17・1%で、「増加する」の9・3%を上回った。負担増となるコストとして水道光熱費を挙げたのは最多の75・8%(平均上昇幅8・9%)で、人件費33・7%(同5・9%)、原材料費30・6%(同9・3%)が続いた。過去3年間の猛暑対策への投資額は100万円以上が55・1%を占め、19・6%が1千万円以上に。一方で従業員50人以下の企業は50万円未満が目立ち、企業規模によって投資額に差が出た。
 労務面に「影響あり」は74・7%。運輸業で89・7%、建設業で81・8%と屋外作業が多い業種が上位に並び、具体的なリスクとして「熱中症など体調不良者の増加」が89・5%と突出した。生産業務への影響を想定する企業は45・2%で、作業の一時中断や機械・設備の故障などを懸念する。調達コストの上昇を指摘する声も強かった。
 同研究所の担当者は「猛暑は一時的な変化ではなく、恒常的なリスクとして警戒されている」と指摘し、エネルギー価格の高騰も踏まえ「品質の維持管理などで費用の節約は難しく、収益面への影響も無視できない」と語った。
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