100億円財源不足の新静岡県立中央図書館、基本構想改定へ有識者会議発足 9月めどに案まとめ

2026/05/31 09:42 

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 約100億円の財源不足が判明し整備計画の見直しを進められている新静岡県立中央図書館について、静岡県は21日、基本構想の改定に向けて有識者会議を立ち上げた。4回程度開催し、9月をめどに改定案をまとめる。
 6月に新図書館のコンセプトと基本構想の改定骨子案、7月に改定素案、9月に改定案を協議する。構想の具体性を高めるために「市町との連携」や、「(建設を予定している)東静岡地区の特性を生かした交流機能」など個別テーマも設けることとした。委員は図書館関係者や学識経験者ら8人で構成し、青山社中筆頭代表CEOの朝比奈一郎氏(福井県立大客員教授)が会長に就任した。
 県庁で開かれた初会合では、現行図書館を取り巻く課題や求められる機能を議論した。東西に広い本県では非来館型サービスが欠かせないとの指摘や、次世代の利用を念頭に置いたデジタル図書の積極導入を提案する声など、多彩な機能に関する意見が上がった。
 県は有識者会議の協議を受け、25年末に部局横断型の庁内プロジェクトチームが定めた見直しの方向性に沿った形で改定する方針で、パブリックコメントも検討している。プロジェクトチームのトップを務める塚本秀綱副知事は「限られた財源の中で多くの県民に必要とされ、持続可能な形で将来にわたり価値を見いだし続ける新図書館を目指す」とあいさつした。
 新図書館の開館時期は「令和10年代中頃〜後半」に変更されている。
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