スズキのEV軽トラック、商品化見据え農家に貸し出し 浜松市で実証実験公開、バッテリー性能な…

2026/05/31 09:43 

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 スズキは19日、軽トラック「キャリイ」をベースに、将来的な商品化を見据えた電気自動車(EV)を農家に貸し出す実証実験を浜松市中央区で報道陣に公開した。EVに搭載するバッテリー性能や使用具合を確認するのが目的。今年2月から計6台を浜松、湖西両市のほか、愛知、熊本両県内の農家に1年間貸し出し、データを取得して商品開発につなげる。
 スズキの関係会社で大型リチウムイオン電池開発などを手がけるエリーパワー(東京都)のシステムを活用する。EVに蓄えた電気を自宅で使用するほか、一部の農家では自宅の蓄電池からEVへの充電も行う。
 車両に搭載したのは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーで、家庭用据え置きの蓄電池と同タイプ。一度の充電で走行できる距離は明らかにしていないが、重さは通常の軽EV搭載バッテリーよりも軽い100キロ。スズキの担当者は「電池をいかに薄く小さく作るか。日々の移動に最適化させたい」と話した。
 浜松市中央区の農家では、キャベツやジャガイモを栽培し、収穫作業や直売所への配達で1日平均35キロ程度走行する。最大積載量はガソリン車と同様350キロで、農家の男性は「荷物を載せても問題なくパワーがある。ガソリン車と同じように使える」と語った。
 スズキは1月に同社初のEV「eビターラ」を国内販売し、3月には軽商用EV「eエブリイ」を発売。2026年度内には軽乗用EVの国内販売も目指す。
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