“静岡ウーロン茶の父”藤江勝太郎の生家をリノベ 静岡県森町に「発祥の地フジヤ」オープン 飲…

2026/05/07 10:39 

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 森町は4月29日、県内で初めてウーロン茶の製造を手がけ、日本と台湾の茶産業の発展に尽力した藤江勝太郎(1865〜1943年)の生家を改修した歴史文化施設「日本烏龍紅茶会社発祥の地 フジヤ」を同町城下にオープンした。日台茶業の架け橋となった偉人の功績を後世に伝えるとともに、カフェ営業を通じて多世代が憩う新たな交流拠点としての活用を目指す。
 町の活性化を図る「遠州の小京都リノベーション推進計画」に基づく大型事業の第1弾。茶商の店構えが残る家の雰囲気を生かして建物を再生させ、マツやモミジなどを植えて庭も整備した。事業費は約5400万円。施設名は藤江家の屋号から命名した。地域住民らでつくる一般社団法人「城下社中」(杉山真人代表理事)が指定管理する。
 2階建ての施設では、ウーロン茶の製法を広め、台湾最初の機械製茶工場の設立で中心的な役割を果たした藤江にちなんで、ウーロン茶や飲茶(ヤムチャ)、和中華ランチなどを提供するカフェ「茶風詩(ちゃふうし)」が開店。藤江に関する展示コーナーや貸しスペースも設けた。
 4月28日には、地域住民や台湾の関係者を招いたセレモニーが開かれ、太田康雄町長は「城下地区の歴史的な建造物を活用した地域活性化のスタートになる」と述べた。藤江の研究に取り組む奈良女子大の樺島彩波特任助教の講演も行われた。
 月、火曜定休。茶風詩の営業時間は午前10時〜午後4時。
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