災害時の車中泊スペース「確保済み」半数 静岡県内の市町、環境整備に苦慮 熊本地震で課題顕在…

2026/04/14 09:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 大規模災害に備え国が確保を求めている車中泊用の駐車スペースについて、「確保済み」とする静岡県内の自治体はほぼ半数にとどまっていることが、9日までの静岡新聞社の調査で判明した。4月14日が発災10年の節目となる2016年の熊本地震では災害時の車中泊が多数発生。対策が求められる一方、一部の自治体からは「長期的な車中泊は健康への不安から課題が多く、市町として推進するような立場が示しづらい」と苦心の声も漏れる。
 災害時に自家用車などで暮らす「車中泊避難」が分散すると行政が被災者情報を把握できず、支援が行き届かなくなるとの懸念がある。取材に対し、スペースを既に確保としたのは18市町。ただ、台数は把握していないとする自治体が多く、回答があった実数は7900台分程度にとどまっている。
 約6千台分をグラウンドなどに準備する島田市危機管理課の宮地理子さん(23)は「一義的には自宅避難が大原則だが、大災害では避難所が飽和状態になり、即時的なスペース確保は困難な可能性が高い。あらかじめ決めておく必要がある」と話す。
静岡新聞

静岡ニュース

静岡ニュース一覧>

注目の情報