「西浦の田楽」を後世に… 浜松・水窪の国指定重要無形民俗文化財 静岡大学生らが映像サイト制…

2026/03/26 09:35 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 静岡大情報学部(浜松市中央区)の学生らが、静岡県境にある天竜区水窪町西浦地区の国指定重要無形民俗文化財「西浦(にしうれ)の田楽」を映像で紹介するデジタルアーカイブサイトの制作に取り組んでいる。貴重な伝統行事を映像で記録し、公開する取り組みは大学の中でも珍しいという。来月中の公開を目指している。
 西浦の田楽は旧暦の1月18、19日(今年は3月6、7日)に執り行われる神事。別当(祭主)と能衆約20人が一堂に集まり、夜を徹して全47演目を奉納する。1300年以上の歴史があるという。
 同学部の杉山岳弘教授の研究室に所属するゼミ生と卒業生が撮影した7年分の行事映像を演目や年ごとに整理した。各演目の説明文を添え、近年の映像はカメラを複数台置いてさまざまなアングルで視聴できる仕様にした。
 杉山研究室は情報技術を生かし、伝統文化や観光資源をどう発信するか研究を重ねている。
 ゼミ生代表の同大院1年池田脩平さん(23)=愛知県安城市出身=は「映像で公開することで理解が深まり、演目ごとに楽しめる。1300年以上続いている行事を後世に残したい」と話した。別当の高木八郎さん(51)は「過去の映像を私たちも見たかったのでうれしい。後世に田楽を残していく上でありがたい取り組み」と喜んでいる。
静岡新聞

静岡ニュース

静岡ニュース一覧>

注目の情報