大学生新卒採用が3月1日解禁 静岡県内のBtoB企業、知名度アップに躍起 SNSは親しみや…

2026/03/03 09:55 

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 2027年春に卒業を予定する大学生・大学院生の新卒採用に向けた会社説明会が3月1日、解禁される。学生の静岡県外流出に歯止めがかからず、採用難が深刻化する中、知名度向上が課題のBtoB(企業間取引)企業はPR戦略に躍起。交流サイト(SNS)や紙媒体を通じたアプローチに余念がない。
 県内に開発や生産の主要拠点を持つ小糸製作所(東京)は広報と人事が協業で公式X(旧ツイッター)を開設し、訴求を図る。自動車ランプ製造で世界トップシェアを誇り、年間売上高が1兆円に迫る大手だが、採用担当は「若者にどんな会社か知られていない」と危機感を持つ。
 公式Xは週2回の更新に努め、若手、中途、ベテラン、外国籍と幅広い人材の社員を紹介したり、イベント出展情報を載せたり。親しみやすさを意識した内容を心がけ、フォロワー数は2千人を超えた。
 このほか、技術開発の人材獲得を目的に、理系学部のある静岡大浜松キャンパスでネーミングライツを取得。高校生向けに本県企業の魅力を伝える冊子への記事掲載にも着手した。
 担当者は採用活動の取り組み姿勢を「企業認知と事業理解」と明快に語る。「まずは多くの学生に応募してもらい、優秀な人材確保につなげたい」と本格的なシーズン幕開けに意気込みを見せた。
 大企業も苦労する人集めに、中小はさらに腐心する。
静岡新聞

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