伊東・大室山で春告げる「山焼き」 炎が豪快に山肌駆け上がる

2026/02/21 08:17 

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 伊東市の大室山で15日、春の到来を告げる恒例の山焼き(大室山山焼保存会主催)が行われた。たいまつの炎が山肌を勢いよく駆け上がり、標高580メートルのおわんを伏せたような形の山体を豪快に焼き尽くした。
 先行して火口内部を焼く「お鉢焼き」を行った。メインの「全山焼き」は、山麓で待機した一般参加者が正午の合図と同時にたいまつを使い、かやに点火した。小さな火が一気に勢いを増して「バチバチ」と音を立てると、黄金色のかやに覆われた山体はわずか十数分で黒焦げの山容に姿を変えた。
 国指定天然記念物の大室山は伊豆半島最大の単性火山。山焼きは、良質なかやの生育促進と害虫駆除を目的に約700年前から継承されてきたとされる。近年は観光行事として定着し、伊東の春の風物詩となっている。当初は8日に実施予定だったが大雪の影響で延期された。国内外から多数の観光客が壮大な光景に見入った。
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